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COCOONセルロース断熱

技術資料・検証実験

01.

湿式工法の特徴

  • 水とでんぷん糊(接着剤)をノズルでミスト状に混ぜ合わせながら、セルロースファイバーを吹き付ける工法です。
     

  • 壁面は柱の間に隙間なく定着させ、平らな天井にはボードの上に均一に積もらせます。気密性が求められる屋根や勾配天井には、専用シートを張った内部へ高密度に吹き込みます。このように部位ごとの最適な方法で、家全体に切れ目のない断熱層を作ります。
     

  • この工法の大きな特徴は、高い定着力です。断熱材が壁面や左右の柱にしっかり固定されるため、年月が経っても重みで下に沈んで隙間ができる心配がありません。
     

  • また、壁の施工時に削ぎ落とした余分な断熱材は、天井などに100%再利用します。高い断熱性はもちろん、資源を無駄にしない環境にも配慮した施工を行っています。

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01.

セルロースファイバーの防火性能検証実験

セルロースにガスバーナーで着火し、バーナーを遠ざけると火は速やかに自然に消えます。


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セルロースファイバーは「新聞紙やダンボールが原料なら、火がついたら一瞬で激しく燃え広がるのでは?」と思われがちですが、実は火に強く、国の「準不燃材料」にも認定されています。燃え広がらないのには、主に2つの理由があります。

1. 「ホウ酸」による難燃処理

セルロースファイバーの製造過程では、全体の約22%の割合で「ホウ酸(ホウ素系薬剤)」が均一に混ぜ合わされています。

  • 自己消化性:ホウ酸には強い難燃性(燃えにくい性質)があり、火が当たっても炎を出してメラメラと燃え上がることがありません。

  • 炭化層(きょくそう)の形成:火が当たった表面はすぐに黒く焦げて「炭の層」に変わります。この炭化層がバリアとなり、奥へ熱や酸素が伝わるのを強力に遮断します。

2. 空気が通りにくい「高密度充填」

施工時に隙間なく充填されたセルロースファイバーは、非常に密度が高い状態です。物質が激しく燃えるには大量の酸素が必要ですが、断熱材の内部に酸素が入り込む隙間がほとんどないため、火が奥へと進行できません。

火災時における、他の断熱材との違い

1,000℃を超えるような実際の火災現場において、セルロースファイバーは以下のような優れた安全性を発揮します。

  • 有毒ガスが出ない:ウレタン系(発泡プラスチック)の原料は、燃えた際に一酸化炭素やシアン化水素など有毒ガスを発生させますが、主成分が木質繊維と天然のホウ酸のセルロースは、煙が少なく、有毒ガスが出ません。

  • 溶け落ちない:プラスチック系断熱材や、ガラスが原料の場合、高温になると溶け落ちてしまいます。セルロースファイバーは溶けないため、壁の中で形状を保ち、柱などの木構造に火が移るのを遅らせて、避難時間を稼ぐ役割を果たします。

02.

COCOONセルロース断熱の技術的特徴

2.1 断熱性能

熱抵抗値R 2.63 m2K/W(厚さ105mmにて)

熱伝導率 
0.04W/mK 以下の試験結果より

0.03805W/mK (30.89kg/m3)-0.03936W/mK (24.71kg/m3) (ASTM C739米国R&Dによる試験) 

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0.040W/mK  (35.2kg/m3)-0.039W/mK  (50.0kg/m3) -0.040W/mK
(日本建築総合試験所 JIS A 1412-2:1999 「熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法-第2部:熱 流計法(HFM法)」による。)

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試験成績書35k 試験成績書50k

※チリウヒーターのホームページより

2.2 吸音
国内の公的機関でも実証された最高水準の吸音率

日本建築総合試験所による「残響室法吸音率試験」を実施しました。
残響室法吸音率試験
実測値として、室内の不快な反響音や騒音を軽減する吸音率1.0以上(最大1.18)を中高音域の全域でマークしています。
アメリカでの計測例では壁断熱厚さ90㎜ + 両面に12.5㎜プラスターボード張り」の場合 STC 44。この場合の音波の伝達減衰は5~9db。アメリカでは、飛行場周辺の住宅防音材として使われています。

「COCOONセルロース断熱」が音のエネルギーをしっかりと吸収し、外部からの音、映画シアターやピアノ室、プライバシーを守りたい書斎やトイレなどの音を吸収し、ワンランク上の静かな住環境をお約束します。

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2.3 防燃性能

ホウ酸添加により、表面は焦げるが燃えません。炎が内部へ入りません。 焦げると炭化により、表面は22~55%も防火力が向上。

一般財団法人建材試験センターによる防火性能試験(試験報告書 第25C0437号)において、
JIS A 1321に規定される難燃3級の基準に適合していることが確認されています。※チリウヒーターのホームページより

2.4 調湿性能

木材細胞の微小気胞には、空気中の湿気を固定化し吸着する能力があります。壁内の調湿は期待できますが、室内の梅雨時の湿気を吸い取り部屋をカラッとさせたり、冬に結露防止するようなものではありません。

03.

2026年版 断熱材性能比較表

本比較表は、以下の規格・公的資料・業界団体等の公開情報を参考に、各断熱材の一般的な性能・特性を整理したものです。
参考資料:
JIS A 9521:2022「建築用断熱材」、JIS A 9523「吹込み用繊維質断熱材」、国土交通省「木造計画・設計基準の資料」および省エネルギー関連資料、日本セルロースファイバー協会、硝子繊維協会、ロックウール工業会、各断熱材メーカー・業界団体の公開技術資料等(2026年時点)

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【本資料について】
本比較表は、JIS規格、国土交通省および各業界団体・メーカー等の公開資料を参考に、断熱材の一般的な性能・特性を分かりやすく比較することを目的として当社が独自に整理・作成したものです。
熱伝導率は代表的な製品・規格値の目安であり、同じ種類の断熱材でも製品、密度、厚さ、施工方法、使用条件等によって性能は異なります。また、熱伝導率(λ)は数値が小さいほど熱を伝えにくいことを示します。
吸音性能の「◎・○・△」は、公開されている技術資料等を参考に一般的な傾向を相対的に示したものであり、JIS等の公的機関による統一的な格付けではありません。
「湿気に対する特性」については、吸放湿性、透湿性、吸水・吸湿性など性質の異なる指標を一律に順位付けせず、それぞれの断熱材の一般的な特性を記載しています。
防火・難燃性についても製品や仕様、認定内容等によって異なる場合があります。実際の設計・施工および製品選定にあたっては、各製品の最新の仕様書、認定書、施工要領等をご確認ください。
掲載情報は2026年時点で確認した公開情報に基づいています。

04.

フラット35利用住宅における壁の断熱材使用割合

出典:独立行政法人住宅金融支援機構「令和5年度 フラット35住宅仕様実態調査報告」図6(9)-1「壁の断熱材種類」をもとに当社作成

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【本資料について】
本資料は、独立行政法人住宅金融支援機構「令和5年度 フラット35住宅仕様実態調査報告」の公表データをもとに、当社が独自に整理・再構成したものです。住宅金融支援機構が作成・監修した資料ではありません。

掲載している使用割合は、フラット35の設計検査を受けた新築一戸建て住宅のうち、木造軸組工法の住宅を対象とした調査結果であり、日本国内の住宅全体における断熱材の市場シェアを示すものではありません。

本資料では、原資料の分類を分かりやすく表示するため、一部の断熱材を「その他」としてまとめて表記しています。掲載内容・数値は資料作成時点の公開情報に基づくものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

断熱材の性能・特性は、製品の種類、密度、厚さ、施工方法、使用条件等によって異なります。本資料に記載する特徴・説明は一般的な傾向を示すものであり、特定の製品・工法の性能を保証するものではありません。

05.

メーカー資料・製品情報

セルロースファイバーの特徴と性能についての、輸入元メーカー提供の資料です。画像をクリックしていただき、PDFでダウンロード可能です。ぜひお読みください。

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(米国Advanced Fiber Technology社提供 ※日本語対訳あり)

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